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Posted by あしたさぬき.JP at

2013年11月13日

瀬戸芸 小豆島編1





今更ですが…瀬戸芸が閉幕しました、、、
今年も、行きたくても行けなかったところ多数、、、

最終レポートは小豆島です。

最初に申しておきます。
今回の小豆島は、心残り大きすぎた。
広い島を1日で回るのは無理と覚悟はしていたけれど、バスの便が少ない、接続が悪い…などで、無駄な時間を費やすこともあり、、、
最初から別のルートで行けばよかった、予習不足だった…
3年前の初回はすごくよかったのになあ…と、、、、

でもまっ、「島」には、ハプニングがつきもの。

今回は、殆ど「遠足気分」な島巡りってことで!


小豆島は、瀬戸内海では、淡路島の次に大きな島。
コンビニもあるよ。ってか、瀬戸内海の島々に、普通コンビニやスーパーはないのです。









フェリーも大き~~い!!
船の中はこんな感じ。窓際はサロン風だし、売店もあって、うどんやアルコール類、おにぎり、おつまみ、いろいろあるよ~~ん♪
…って、これが当たり前と、本土の人びとは思うかもしれないけど、、、

SYOさんはワンカップ、私はビール♪♪
「旅行気分」って、やっぱ朝から酒!?(^_^;)
いいね~~船旅♪♪



















土庄(とのしょう)港は、あたり一面、香ばしい匂いが漂っています♪♪
「かどや」のごま油工場からの匂いらしい、、、


殆ど予習してなかったので、港の瀬戸芸のインフォメーションでどんなふうに回ったらいいか訪ねたところ、私が行ってみたかったところは、バスの便が悪すぎて1日では無理と言われました。
まあ…しょうがない、、、とこのときは諦めたんだけど、
やっぱり、このゾーンがいちばん心残りで、他はパスしてここだけ行けばよかったと…

まあ、とにかくバスに乗って、醤油の町へ…






果物や、お芋さんとお茶のお接待












醤油屋の倉庫や母屋がアートスペースに…
あまり画像はナシ(^_^;)




このお店は、めっちゃそそられました。美味しそうだった~~ ひしお丼…だったかな??



「ザ・スターアンガー」ヤノベケンジ



話題のビートだけし氏×ヤノべ氏の共同作品は、1時間に1度しか現れないということで、バスの時間との兼ね合いで、時間を潰すのがもったいなくて、パス。
この地には、食堂もなく、引き返すことに…
なんだかこの時間がとってももったいなかった気が、、、

でも、ここで、瀬戸芸インフォメーションのおねえさんが、親切に、これからのモデルプランをを、バスの時間と照らし合わせながら作ってくださいました。








やっとランチタイム~~~!!
ありつけてよかった~~~~!!

3年前にも訪れた「こまめ食堂」のおにぎり定食。


どれも優しい薄味で、この島の空気とともにいただくのが最高!





お店のお兄さんが、いかにもいい人そ~~なので、声をかけて訪ねてみました。
「ここのお店も、限定○食とかで、売り切れたりするんですか?」

この「こまめ食堂」のオーナーは、とても気配りの細やかな方だとかで、営業時間内には、絶対に「売り切れ」を出さないよう、万一売り切れても、お待ちいただけるなら、ご飯を炊くところからやるのたとか。
瀬戸芸の島で喰いっぱぐれること続出情報により、ここだけは、そういう心配のない場所にしたい…とのことなのだそうです。

こまめ食堂は、瀬戸芸会期外もやってます。
もともとは、初回の瀬戸芸のために作られたんだけど、周囲からの強い要望で、これまで存続してきたそうです。
会期中の休日などは、1日500食とか…ものすごいことになるそう…
あまりの繁忙期と閑散期の差を乗り切るのも大変なことだろうな、、
いろいろお話を伺ったおにーさんに画像アップ、許可をいただきました~~ヽ(^o^)丿







他のメニューもどれも美味しそう。
ゼヒ訪れてみてね♪♪

なんといってもこのロケーションが最高です!



…醤油の町小豆島と、お遍路さんの「お接待」について、真面目に検索し、お勉強して草稿書いたのに、レッスン終わってPC見たら、保存されてなくて消えてた(T_T)
Takの仕業じゃ~~!
もう、気力ありませんので、このままアップします、、、(-_-;)





  


Posted by TAKAMI at 20:15Comments(0)瀬戸芸

2013年11月03日

瀬戸芸 本島編3





第2回瀬戸芸も、明日で幕を閉じます。
今年は、半分ぐらいしか行けず、残念無念…
終日オフがものすごく減ってしまったので、、、
こんなに会期が長くても、やっぱり、島に渡る時間をつくるのって大変!

そんな中でも、隙あらば行った、行ってよかった!

ではでは、引き続き本島編、お楽しみください(*^_^*)


本島港周辺のアートを見て回った残りは、レンタサイクルで回ることにしました。
平日だったので、レンタサイクル、かろうじて「ギア付き」にありつけました(^_^;)
アップダウン、まあ普通にあります。
高松市街地を走るようなわけにはいかず。

…でも、、、

絶景。

冒頭の画像は、サイクリングの途中の景色ですが、本当に感動的でした。
水を敷き詰めたような、静かで穏やかな海に、点々と浮かぶ小島…
そして、うす曇りの空、水色、空色のグラデーション…
こんな世界が創れるのは神さまだけだ、、、

こんな景色は、高松発のフェリーや高速艇からは見られないものです。
瀬戸内海といっても、場所によって、こんなに景色が違うんだ…





力五山「つなぐ」



約1300年前に建立されたが、近年は人の手入れがされていない状態の「廃墟」だった寺とその庭に命を吹き込む…












銀色の本堂、点在する赤いバルーンは、新しくあたたかな命…と感じます
そして、このお賽銭もアートに見えちゃうよ。
ここに置いていこうという人が殆どで、
これを貰っていこうという人は殆どいない…そんな場所に暖かく蘇った…






次へ向かう途中、瀬戸大橋が美しかった




齊藤正×続・塩飽大工衆「善根湯×版築プロジェクト」


工事現場がアート!?!?

ここに、島の人たちの憩いの銭湯ができるそうです。
塩飽諸島は、かつて、優秀な船乗りと併せて、優秀な船大工にも恵まれていた。
その工法を受け継ぐ「続・塩飽大工衆」たちによってすすめられているプロジェクトで、
建築中の建物の中で、工法の説明など、丁寧にして下さいました。
絶景の瀬戸内海を見渡せる憩いの銭湯、完成が楽しみ♪








さあ、アップダウンが険しくなってきました~~!

頑張ろう!!




平良亜弥と西岡万里子「ここにいるために」

ここが、本島アート、最果ての地。

















ここもまた、建築の中断により取り残された場所を利用して創られたもの。
敷地内はクローバーが生い茂り、子どもの秘密基地のような建物が…

子どもの心になって、足を踏み入れれば、わくわくと心が躍ります♪

アーティストって、みんな子どもなんだなあ…と、すごく感じます。
私の身近なところにいらっしゃるアーティストの方がたを思い浮かべても…

「子ども」ってなんだ…
未熟な大人じゃない。
純粋な心を持った人間?
「純粋」ってなんだ…
混ざり物がないこと?

人間、生きてればいろいろ混ざっていきますから、、、
汚いことも、醜いことも…
そんな中で、それでも「子ども」の心でアートしてる人、私には心に響きます。






最果ての地から、またアップダウンを経て帰ってきて、コスモス畑に寄り道しました。

途中で訪れた「笠島」の町並みも素晴らしかったけど、時間の関係で通り過ぎただけだったのがとっても残念。
でも、突然の終日オフにしては、ほんとに満喫できて、楽しかった、リフレッシュできました。

今まで一度も訪れたことも、興味を持ったことすらなかった「塩飽諸島」でしたが、
ここも、私が小学生時代の2年間を過ごした漁村「庵治」と重なるところがあり、
胸きゅんきゅんでした。
香川県人は少なからず誰でもそうではないでしょうか?
瀬戸内海に育まれたのだから…

そのことを思い起こす、瀬戸芸は、いいきっかけだと感じます。





やっぱり、忙しくてもヨレってても、休日は家で寝てるより、出かけて、自然の空気をいっぱい吸いこむほうが心と体にイイな!って実感♪
続いて、小豆島編、起こしますので、お楽しみくださいね♪

  


Posted by TAKAMI at 18:21Comments(0)瀬戸芸

2013年10月26日

瀬戸芸 本島編1





10月19日(土)

レッスンの生徒さんがお休みになり、突然の完全オフとなったこの日、迷わず瀬戸芸へ~~~!!
久々のアート散歩♪ 楽しかったよ~~~~ヽ(^o^)丿

本島は、丸亀港からフェリーで行きます。









高松からの航路とは違った眺めが新鮮で、とってもよかった。
瀬戸大橋を眺めながらの船旅。
船から眺める瀬戸大橋はとっても美しいです。
瀬戸大橋から眺める瀬戸内海も感動的に美しいけれど、、、

本島、もちろん初めて訪れました。

ちいさな島だし、作品もそう多くないし、突然のことなので、何も予習もせず、お散歩できればいいや…なつもりで行きました。
でも、めっちゃよかった~~~~!!ヽ(^o^)丿

2~3時間でまわれるとのことなので、ひとつひとつじっくり観ていきましょう~♪
ただ、豊島の教訓を生かして、喰いっぱぐれにだけは遭わないように(^_^;)






石井章 「出航」

まず、港で、この作品がお出迎え。


本州と四国が最も接近する備讃瀬戸の海域にある大小28の島々を「塩飽(しわく)諸島」といい、かつて本島はその中心地として栄えた。
優秀な造船、操舵術を持ち、中世から江戸時代にかけて海運業で全国的に活躍し、また、ときの権力者たちは、「塩飽水軍」として利用した。

日本で初めて太平洋を往復した咸臨丸には、塩飽諸島出身の優秀な船員が多く乗船していた。








磐田草平×プロマイノリティ 「New Port-青い香辛料-」

インドの先住民族サンタルの人たちが本島に滞在。初めて海を見る彼らが、島の生活に触れながら倉庫をつくる。
サンタルの建築工法と、島の伝統技術を融合させたもの。
倉庫の壁には、滞在中のプロセスの壁画が…





これはひまわりの種のオブジェ…と、団体の方のガイドさんが仰ってるのが聞こえてきたよ(^_^)





シーボルトガーデン

これが、すっご~~~く楽しかった。素晴らしかったです。
この、ケッタイな小屋、庭も荒れ果てていそうに見える外観、なんじゃこりゃ~~…な第一印象なのですが、、、

長崎のオランダ商館医として来日していたドイツ人シーボルトが、商館長の江戸参府に随行して、瀬戸内海を航行した折、
その美しさに感動し、著書「日本」の中に、紀行文を残している。
それをベースに作られたインスタレーションのようです。

「以下は、「シーボルトガーデン」の屋内展示の解説より抜粋

「舟が向きをかえあるたびに魅するように美しい島々の眺めがあらわれ、島や岩島の間に見えかくれする日本(本州)と四国の海岸の景色は驚くばかりで
……ある時は緑の畑と黄金色の花咲くアブラナ畑の低い丘に農家や漁村が活気を与え、
ある時は切り立った岸壁に滝がかかり、また常緑の森のかなたに大名の城の天守閣がそびえ、その地方を飾る無数の神社仏閣が見える。
はるかかなたには南と北に山が天界との境をえがいている。隆起した円い頂きの峯、それをしのぐ錐形の山、ぎざぎざの裂けたような山頂が見え……峯や谷は雪におおわれている。」
(斉藤信訳『江戸参府紀行』より)


ドイツ人シーボルトにとって、鎖国時代の瀬戸内海のは、どれほどエキゾチックで、魅力的だったことだろう、、、


屋内のそれぞれの部屋




普通の部屋の中で足元が波打ち際になって、寄せては引いている…







こちらの部屋では、たくさんの木箱が積み重なっていて、この中がスクリーンに…
手と足と、植物の動画♪







この部屋は、ミニシネマ的に、シーボルトが集めた草花、観察、研究の記録が投影されます。
本の中の草花が動き出したり…楽しい~~♪♪
普通の家の中の普通の部屋。だから、スクリーンの上にエアコンあります(^_^;)



シーボルトの肖像



こちらは日本人妻(というか、愛人)、楠本瀧かな?

なんだか「蝶々夫人」を彷彿とさせます、、、

どちらともスクリーンになってて、動きます♪
ちなみに、後ほど調べたところ、楠本瀧との間に生まれた娘、イネは、日本で最初の、西洋医学を学んだ産科医とのこと。
いろいろと、お勉強になります…し、とても感慨深いです。





庭を見渡せる、不思議だけど、くつろぐお部屋





ここは、最も感動的だった…
カーテンに仕切られた部屋の障子の向こうは海。
障子が少しずつ開けられて、軒下に吊るしてあるヤツデの大きな葉っぱを、女がやってきて籠に集めるシーン。
詩的で、メルヘンの世界のようだった。








これがシーボルトから観たニッポンの瀬戸内海の風景なのかなあ…
作品解説など、壁に展示されているのだけど、次の人が並んでいるので、読む時間ももったいなく、作品の世界に浸るほうを優先。






庭には、シーボルトゆかりの植物が生い茂って…



な~~~んて書いていたら、本島だけで、どんだけの量になるやら…ふう、、、


次回から少しはしょっていきます。



  


Posted by TAKAMI at 18:41Comments(0)瀬戸芸